2026年02月26日
あるやり取りのあと、ふと立ち止まることがあります。
言葉はちゃんと交わしたはずなのに、
どこか噛み合っていなかったような感覚。
その場では流れていったけれど、
あとから胸の奥に、小さな引っかかりが残る。
そんな瞬間です。
チーム内での効果的なコミュニケーション、と聞くと、
報連相や頻度、伝え方の工夫などが思い浮かびます。
それらが大切なのは、たぶん間違いありません。
でも私は、「効果的」という言葉を
どこまで信じていいのか、少し迷うことがあります。
言葉を増やせば、理解は深まるのか。
丁寧に説明すれば、安心してもらえるのか。
実際には、そう単純ではない場面も多い。
相手が何を感じているか分からないまま、
自分の言葉だけが前に出てしまうこともあります。
そのたびに、伝えることと、届くことの間には
思っている以上の距離があるのだと感じます。
最近は、
「何を話すか」よりも
「どんな空気でそこにいるか」のほうが
影響しているのかもしれない、と思うようになりました。
急いで結論を出そうとしていないか。
相手の言葉を待つ余白はあったか。
その場にいる自分の姿勢のほうが、
実は伝わっているのではないか、と。
効果的なコミュニケーションとは、
うまく伝える技術というより、
分からなさを抱えたまま、
同じ場に立ち続けることなのかもしれません。
私はまだ、その途中にいます。
あなたは、
「ちゃんと話せた」と感じるのは、
どんな瞬間でしょうか。


