2026年03月02日
今日、現場で「これは日勤者の仕事だからやらなくていいですよ」という声が聞こえました。
その言葉自体は、きっと間違っていないのだと思います。役割を分けることは、混乱を防ぐためにも必要なことだからです。
それでも、私は少しだけ立ち止まりました。
ん?と、心の奥が小さく反応したような感覚がありました。
たしかに、役割分担は大切です。
でも、私たちの仕事は本当に“分けた通りに動くこと”なのだろうか、と考えてしまったのです。
利用者様や入居者様が、いつもの場所で安心して暮らし続けられるように支える。
それが私たちの仕事だとするなら、そこに流れている時間や出来事は、きれいに縦割りにはならないのかもしれません。
決められた時間に、決められたことをする。
それは土台として必要です。
けれど、それだけで生活は成り立つのだろうか、とも思うのです。
役割を守ることと、目の前の状況に手を伸ばすこと。
そのあいだで、私はいつも少し揺れます。
どこまで踏み込むのがいいのか、どこで線を引くのがいいのか、正解はわかりません。
ただ、スタッフ同士が「あなたの仕事」「私の仕事」ときっぱり分け合うよりも、
少しだけ余白を持ち合いながら動けたとき、
その空気はきっと、利用者様や入居者様にも伝わっていくのではないか、と感じることがあります。
役割は誰のためにあるのか。
その線は、安心を守るためのものになっているだろうか。
私はまだ答えを持っていません。
けれど、今日のあの「やらなくていいですよ」という言葉を、簡単に聞き流したくはないのです。
あなたなら、どこに線を引きますか。


