退院直後のストーマトラブル。原因を探り「漏れない」工夫で生活を立て直す【訪問看護】

2026年03月23日


【事例紹介】
回腸導管(ストーマ)を造設して退院されたばかりのご利用者様のケースです。
ご自宅でのパウチの貼り替えを奥様に頼りがちで、自己交換時にパウチの剥がれや尿漏れが頻発していました。
石鹸成分の残留や無理な剥離によって皮膚に水疱やびらんができ、痛みを伴う状態でした。

【専門的視点】
皮膚の処置と並行して漏れの原因をアセスメントしました。
入院中の経過も含めて確認した結果、パウチ内に尿を溜めすぎていること(尿放置)が原因だと判明しました。
また、洗浄後のベタつきが剥がれの原因になっているため、リムーバーの使用や保護粘土を用いた補強が必要だと判断しました。

【結果と安心】
尿を多く溜められるレッグパックへ変更し、ご自宅での適切な洗浄方法や保護剤の使い方を指導しました。
その結果、尿漏れが防げるようになり、皮膚状態も改善傾向に向かいました。退院直後の不安が強い時期に、ご本人と奥様が自分たちでもトラブルなくケアできるという手応えを取り戻すことができました。

【結び】
医療処置を伴う退院直後は、ご本人もご家族も手探りで不安を抱えやすいものです。
困難事例でもまずは一度ご相談ください。


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