2026年03月17日
📋 この記事は「在宅連携の教科書」シリーズの一部です。
ケアマネジャー・退院支援看護師・医療職の皆さまへ、訪問看護との連携に役立つ情報をお届けします。
はじめに
「このケース、訪問看護を入れるべき?」——ケアマネジャーとして医療ニーズのある方に関わるとき、こんな迷いが生じることはありませんか?
訪問看護は、医療処置が必要なときだけ利用するものではありません。ご本人の療養を支えながら、在宅生活そのものを継続可能にするためのサポートです。この記事では、導入を検討すべき目安と代表的なケースを整理します。
訪問看護の基本:誰でも使えます
主治医が必要と認めれば、乳幼児から高齢者まで年齢を問わず利用できます。利用には主治医による「訪問看護指示書」の発行が必要です。ケアマネジャーから主治医へ相談することで、手続きをスムーズに進めることができます。
導入を検討すべき「限界手前のサイン」
限界になってから導入するのではなく、限界の手前で早めに導入することが重要です。 以下のサインが1つでも当てはまれば、導入を検討するタイミングです。
- 夜間対応が続き、ご家族の睡眠が乱れている
- 発熱・息苦しさ・転倒・誤嚥などの変化が増え、家を空けられない
- 薬の飲み忘れや飲み間違いなど、服薬管理が難しくなってきた
- 退院直後で、自宅での療養生活に強い不安がある
- 介護者本人にイライラ・無気力・体調不良のサインが出ている
現場でよくある導入ケース
① 退院直後
退院後、ご家族は突然「主介護者」として服薬管理や体調観察を一手に担うことになります。訪問看護師が早期から関わることで、医療処置の手技確認や安全な在宅環境の整備をサポートし、立ち上がりの不安を大幅に軽減できます。
② 認知症による服薬管理・見守りが必要なケース
判断力の低下により、薬の過剰摂取や自己判断での内服中断が起こりやすくなります。訪問看護師が生活の流れに合わせた服薬管理の仕組みをつくり、病気の悪化を予防します。ご家族への介護指導も行います。
③ 医療処置・病状管理が必要なケース
在宅酸素・胃瘻(経管栄養)・膀胱留置カテーテル・喀痰吸引・ストマ管理など、在宅での医療処置が必要な方が対象です。定期的な観察と専門的な処置により、異常の早期発見・緊急時対応が可能になります。
④ 終末期(ターミナルケア)
「家で最期まで過ごしたい」という思いを叶えるために、痛みの緩和ケアとご家族への精神的サポートを提供します。訪問看護が入ることで、ご本人とご家族が望む「その人らしい最期」を実現する体制が整います。
訪問看護の3つの役割
1. 病状・健康状態の管理
定期的な観察で状態変化を早期発見し、主治医と連携して重症化を予防します。清潔ケア・排便コントロール・栄養管理の指導も行い、合併症を防ぎます。
2. ご家族への相談対応と支援
「救急車を呼ぶべきか」といった判断をご家族が一人で抱え込まないよう、専門職が寄り添います。初めて介護を担う方でも安心して対応できるよう、介護指導と精神的サポートを行います。
3. 地域連携のハブ
利用者の状態変化をケアマネジャーへ報告・提案し、サービス見直しのタイミングを逃さず適切な支援体制を維持します。
まとめ
訪問看護は、ご本人を専門的に支えるだけでなく、ご家族が倒れない体制をつくるための現実的な選択肢です。
「このままでは続かないかもしれない」と感じた時点で、早めにご相談ください。一緒にアセスメントし、導入の判断をお手伝いします。
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