在宅での看取り。家族が「やり切った」と思えるために

2026年04月28日


「最期は病院じゃなく、自分の家で迎えたい」——そう話す方に、これまで何人もお会いしてきました。決して珍しい願いではありません。ただ、それを実現するには「誰かがそばにいてくれる」という安心が必要です。桃李 札幌東は、その願いを最後まで一緒に支える訪問看護ステーションでありたいと考えています。

「家で最期を」が不安になる理由

自宅での看取りを望んでいても、いざ現実に近づいてくると不安が募ります。「急に容体が変わったらどうしよう」「夜中に何かあったとき、家族だけで対応できるだろうか」「痛みや苦しみをとってあげられるのか」——こうした不安は、ご本人よりもむしろ介護するご家族のほうに強く出ることが多いです。

そしてその不安が「やっぱり病院に」という選択につながることがあります。気持ちとして当然のことです。ただ、適切なサポート体制が整っていれば、自宅での看取りは現実的な選択肢になります。桃李では、その体制をご家族と一緒につくることを大切にしています。

看護師が担うのは「医療」だけじゃない

訪問看護師が看取り期にできることは、点滴や処置といった医療的なケアだけではありません。呼吸が苦しそうなときの体位の整え方、口の中を清潔に保つ方法、声かけの仕方——こうした「日々の介護の質」を上げるための指導と同行を、桃李では丁寧に行います。

桃李がこれまで関わってきた看取りの場面では、座薬を使わずアイシングで発熱に対応したり、点滴をやめることで呼吸が穏やかに戻ったりと、「何をするか」より「何をしないか」の判断が、ご本人の苦痛を和らげることもありました。主治医・介護スタッフと方針を共有しながら、チームで穏やかな最期を支えることが、私たちの役割だと考えています。

見送った後に「やり切った」と思えるように

自宅でお見送りをされたご家族から、「やり切った」「後悔がない」という言葉をいただくことがあります。その言葉は、看護師にとって何にも代えがたいものです。大切な人の最期に立ち会い、その人らしい時間を一緒につくれたという経験は、深い悲しみの中でも前を向く力になると感じています。

「本人が家で最期を迎えたいと言っているけれど、家族として自信がない」——そんな状況でも、ぜひ一度ご相談ください。今すぐ決めなくてもいい。まず話を聞かせてもらうところから、一緒に考えます。

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