サ高住・特養・有料老人ホーム・グループホームの違いは?札幌で高齢者の住まいを選ぶ比較ガイド【東区・ひまり】

2026年06月29日


こんにちは。札幌市東区で訪問看護・訪問介護・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を運営している、合同会社TOURI代表の森です。

「親の住まいを探しているけれど、サ高住・特養・有料老人ホーム・グループホーム——名前が多すぎて違いがわからない」。見学や電話で本当によく聞かれる質問です。どれも“高齢者の住まい”ですが、根っこにある制度と「介護がどう付いてくるか」がまったく違います。札幌で住まいを選ぶ方に向けて、運営する側から正直に整理します。

私たちが訪問看護・訪問介護・サ高住を一つの法人で営んでいるのは、住まい・生活・医療を切れ目なくつなぐことで、最期まで「その人らしさ」と「安心」を守りたいからです。住まいを変えるたびに支え手が入れ替わるのではなく、同じチームが暮らしごと支える——それが私たちの考える高齢者の住まいです。

結論(先に要点だけ)

  • サ高住は「介護施設」ではなく、安否確認と生活相談がついた高齢者向けの賃貸住宅です(高齢者住まい法に基づく登録制度)。介護が必要になったら、外部の訪問看護・訪問介護などを介護保険で使います。
  • 特養(特別養護老人ホーム)は介護保険の施設で、原則は要介護3以上が対象。費用を抑えやすい一方、人気が高く、申し込んでもすぐには入れないことが多いのが実情です。
  • 有料老人ホームは「介護付」と「住宅型」で介護の付き方が違います。介護付はホーム職員が、住宅型は外部サービスが介護を担います。
  • グループホームは認知症の診断がある方が対象(要支援2・要介護1以上)の、5〜9人の小規模な共同生活です。地域密着型なので、原則その市区町村に住む方(札幌市民は札幌市内)が利用します。
  • 「元気なうちから入って、できるだけ住み続けたい」を重視するなら、サ高住が選択肢になります。ひまり(札幌市東区)はその考え方の住まいです。ただし、どんな状態でも住み続けられると約束するものではなく、状態によっては別の住まいが向くこともあります。

それぞれ何が違う?一覧で比較

種類 制度上の位置づけ 主な対象 介護の付き方 向いている人
サ高住(一般型) 高齢者住まい法の登録住宅(賃貸借が基本) 自立〜要介護まで幅広い 外部の介護保険サービスを自分で契約して利用 元気なうちから住み、必要時に在宅サービスで支えたい人
特養(介護老人福祉施設) 介護保険施設 原則要介護3以上 施設の職員が提供(介護保険) 介護度が重く、在宅が難しい人
介護付有料老人ホーム 特定施設入居者生活介護の指定 自立〜要介護(施設による) ホーム職員が定額・包括で提供 手厚い介護を施設内で完結させたい人
住宅型有料老人ホーム 老人福祉法上の有料老人ホーム 自立〜要介護 外部の介護保険サービスを利用 自由度を保ちつつ必要な分だけ介護を使いたい人
グループホーム 地域密着型(認知症対応型共同生活介護) 認知症で要支援2・要介護1以上 共同生活の中で職員が提供 認知症があり少人数で落ち着いて暮らしたい人

※サ高住でも、特定施設の指定を受けている住宅では施設から介護を受ける形になります。同じ「サ高住」でも介護の付き方が異なる点に注意してください。

サ高住の費用はどう考える?

サ高住は賃貸住宅なので、費用は「住むためのお金(家賃・共益費・生活サポート費・水道光熱費・食費など)」と「使った介護サービスの自己負担」を分けて考えます。介護保険サービスは要介護度ごとに上限(区分支給限度額)があり、その範囲内なら自己負担は原則1割(所得により2割・3割)です。

参考までに、当社が運営するサ高住「ひまり」(札幌市東区)の費用(2026年4月時点)です。

項目 金額(税込)
入居時費用 合計 105,300円(敷金90,000=家賃2か月分+火災保険料15,300・2年間)
月額費用 合計(5〜9月) 125,100円
┗ 内訳 家賃45,000/共益費15,000/生活サポート費16,500/水道光熱費5,500/食費43,100(朝470・昼430・夕540)
冬季合計(10〜翌4月) 136,100円(冬期暖房費11,000を加算)

費用は月割り請求です。ただし、この住居費がそのまま「毎月の総額」ではありません。介護が進めば介護サービスの自己負担が、持病があれば医療費(お薬・通院など)も上に積み上がります。「月12〜13万円台」という住居費だけで判断せず、介護が必要になった場合も含めて、少し余裕をもって見込んでおくと、あとで慌てずにすみます。正確な見込みは担当のケアマネジャーが試算できます。費用のより詳しい内訳は「札幌市東区のサ高住『ひまり』の費用は?月額・入居一時金をすべて公開」もあわせてご覧ください。

札幌で選ぶときの見るポイントは?

第一に「今の介護度」と「これからの見通し」です。要介護3以上で在宅が難しいなら特養が現実的、認知症が中心ならグループホーム、というように、制度の対象がそもそも違います。ただし実態として、特養は人気が高く、申し込んでもすぐには入れないことが多いため、待機している間の住まいとしてサ高住や住宅型が選ばれることもあります。「どこか一つに今すぐ決める」より、「今の住まいと、いざというときの選択肢」を一緒に考えておくと現実的です。

第二に「介護がどう付くか」。サ高住や住宅型は、訪問看護・訪問介護など外部の事業者と連携して支える形です。だからこそ、近くに信頼できる在宅サービスがあるか、医療的なケアにどこまで対応できるかが、住み心地を大きく左右します。ひまりの場合は、同じ法人の訪問看護ステーション桃李 札幌東・ヘルパーステーションひのきと連携できるのが強みです。とはいえ、連携があれば何でも対応できるわけではありません。夜間の常時対応が必要になったり、医療管理が重くなった段階では、より手厚い施設のほうが安心なこともあります。そこは正直にお伝えします。

最後は、誇大広告に流されず実際に見学すること。サ高住は誇大広告が法律で禁止されていますが、それでも「住宅らしい住宅か」「元気なうちから入れるか」「介護が必要になっても住み続けられるか」は、ご自身の目で確かめるのがいちばんです。パンフレットの良いことだけでなく、「できないこと・苦手なこと」も遠慮なく聞いてみてください。

なお、対象要件や費用の扱いは制度改定や個別事情で変わります。最終的な判断は、お住まいの自治体の窓口や担当ケアマネジャー、主治医にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. サ高住は「介護施設」ですか?
A. いいえ。サ高住は高齢者住まい法に基づく賃貸住宅で、必ず提供されるのは安否確認(状況把握)と生活相談です。介護が必要になった場合は、外部の訪問看護・訪問介護などを介護保険で利用します(特定施設の指定を受けたサ高住を除く)。

Q. 特養とサ高住はどちらが安いですか?
A. 一概には言えません。特養は所得に応じた負担軽減があり介護度が重い方の生活施設、サ高住は家賃+使った分の介護費という考え方です。介護度や所得、利用するサービス量で総額が変わるため、ケアマネジャーに試算してもらうのが確実です。なお特養は費用を抑えやすい反面、すぐに入れないことが多い点も考えておく必要があります。

Q. 要介護1でも入れる住まいはありますか?
A. はい。サ高住や有料老人ホームは自立〜軽度の方も対象になります。特養は原則要介護3以上(やむを得ない事情がある要介護1・2は特例入所の対象になり得ます)、グループホームは認知症がある要支援2・要介護1以上が対象です。

Q. サ高住で介護が必要になったら退去ですか?
A. ひまりでは、介護が必要になっても訪問看護・訪問介護を組み合わせて、できるだけ住み続けられるよう支えます。ただし、常時の濃厚な医療管理が必要になった場合や認知症の症状によっては、ご本人にとって別の住まいのほうが安心なこともあります。「何があっても一生住める」とお約束するものではないので、今の状態でどこまで対応できそうかは、入居前に具体的にご相談ください。正直にお答えします。

Q. 札幌市内のサ高住はどこで探せますか?
A. 国土交通省の「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」で、登録された住宅を地域から検索できます。具体的な見学や相談は、各住宅へ直接お問い合わせください。

ご相談・お問い合わせ

合同会社TOURIは、札幌市東区でサービス付き高齢者向け住宅「ひまり」、訪問看護ステーション桃李 札幌東、ヘルパーステーションひのきを運営しています。住まい選びや在宅介護のご相談はお気軽にどうぞ。「うちの場合はどうなる?」という具体的な状況ほど、正直にお答えできます。

参考(出典)

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度は改定されることがあり、対象要件・費用の扱いは個別の状況で異なります。具体的な判断は、お住まいの自治体・担当ケアマネジャー・主治医にご確認ください。


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