2026年01月26日
仕事は、一人では完結しないものだと分かっていながら、
どこかで「自分でやったほうが早い」と思ってしまう瞬間があります。
確認して、説明して、すり合わせて。
そうした時間を考えると、つい自分で抱え込んだほうが楽だと感じてしまう。
正直に言えば、私もそう思ってきました。
ある場面で、私は自分の考えをそのまま伝えました。
間違っているとは思わなかったし、方向性としても悪くない。
ただ、その場の反応は、思っていたものとは少し違っていました。
誰も反論はしないけれど、どこか距離がある。
進んでいるようで、足並みが揃っていない。
そんな感覚が残りました。
あとから振り返ると、私は「一緒に進む」つもりでいながら、
実際には「自分の視点」で物事を決めていたのかもしれません。
相手の立場に立って考えているつもりでも、
本当の意味で、その人の状況や気持ちを想像できていたかというと、
少し自信が持てませんでした。
協調性という言葉は、
相手に合わせることや、意見を抑えることのように聞こえることがあります。
私自身、そう捉えていた時期もありました。
でも最近は、少し違うのではないかと思うようになっています。
協調性とは、同じ意見になることではなく、
同じ方向を見ようとする姿勢に近いのかもしれません。
そのためには、相手がどんな立場で、
何を背負っていて、
何に迷っているのかを想像する必要がある。
それは時間もかかりますし、簡単ではありません。
正直に言うと、相手の立場に立って考えることは、
自分の考えを一度脇に置くことでもあります。
それができない日もありますし、
分かろうとして、かえって分からなくなることもあります。
それでも、その過程を省いてしまうと、
表面上は進んでも、信頼は積み上がらない。
そんな気がしています。
仕事の結果は、個人の力だけで決まるものではありません。
誰かの判断が、別の誰かの動きにつながり、
その積み重ねが、全体の流れをつくっていく。
だからこそ、一人ひとりが納得して動ける状態は、とても大切です。
相手の立場に立って考えるというのは、
優しくすることでも、遠慮することでもなく、
一緒により良い結果を出すための準備なのかもしれません。
その準備を怠ると、後から調整に多くの時間がかかる。
経験を重ねる中で、そう感じるようになりました。
私が協調性を大切にしたいと思う理由は、
チームで進むほうが、遠くまで行けると感じているからです。
一人で出せる答えには限界があります。
違う視点や考え方が交わることで、
自分一人では見えなかった選択肢が現れることもある。
それは、実際に何度も助けられてきた部分です。
まだ、うまくできているとは言えません。
自分の考えを優先してしまうこともあります。
相手の立場を想像しきれず、後から反省することもあります。
それでも、「一緒に働く」ということを軽く扱わない姿勢だけは、
これからも持ち続けていたいと思っています。
協調性は、特別な才能ではなく、
日々の関わりの中で、少しずつ育っていくものなのかもしれません。
相手の立場に立って考えようとすること。
その積み重ねが、信頼につながり、
結果として、より良い仕事につながっていく。
今は、そんなふうに考えながら、現場と向き合っています。


